懐かしの名作が現代に蘇る!『FFVII リバース』で再び感動を味わう


ファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトル第7作目にあたる。 本作のオリジナル版はシリーズ初となるPlayStation(PS)用ソフトで、1997年に日本では発売3日間で200万本以上を売り上げ、日本での総出荷本数は328万本に達した(他のPS版であるインターナショナル
127キロバイト (17,899 語) - 2024年3月11日 (月) 15:12


昔の想い出がよみがえって感動しました!やっぱりFFVIIは最高ですね。

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 スクウェア・エニックスより2024年2月29日に発売されたPlayStation 5向けRPG『FINAL FANTASY VII REBIRTH』(ファイナルファンタジー7 リバース)。本作は、1997年に発売された初代PlayStation向け『ファイナルファンタジーVII』(以下、オリジナル版)をリメイクする三部作プロジェクトの2作目となる。

 今回はスクウェア・エニックスよりソフトの提供を受けたので、約30時間のプレイレビューをお届けしよう。なお、本記事にはある程度のネタバレが含まれるので、注意してもらいたい。

●1作目『リメイク』とは別物のゲーム体験

 2020年に発売した1作目『FINAL FANTASY REMAKE』(以下、『FFVII リメイク』)では、ミッドガル脱出までの物語が描かれた。ムービーシーンの映像美はじつに素晴らしかったし、オリジナル版を現代の技術で“作り直す”ことでより『FFVII』という世界への解像度自体が上がっていた。

 ゲームとしても面白かったが、シナリオが重めだったので、どちらかと言えばゲーム体験よりもドラマを見る感覚に近かったように思う。

 では『FFVII リバース』はどうなのかというと、1作目よりもプレイヤーの自主的な遊びや寄り道、ゲーム体験を重視した作品に仕上がっている印象を受けた。

 マップに表示されているアイコンの場所へ向かえば、メインの物語は迷うことなく進行できる。しかしその前にクエストを消化し、マップの空白を埋め、通信塔(※)や隠されたスポットなどの探索をひと通りしていると、網羅する頃には休日が終わりそうになっている始末。率直に言って楽し過ぎる!
※通信塔:アクセスすると周囲のワールドレポートと呼ばれる調査スポットの位置を表示できる場所

 また、本作はミニゲームも非常に豊富である。チョコボを捕まえる際にはスニーク(隠密)ミッションをやったり、カエルになって動くバーと落ちる足場を見定めて生き残るゲームが用意されていたりと、ことあるごとに“ちょっとした”ミニゲームをプレイするので飽きが来ない。

 ミニゲームと言えば、「クイーンズ・ブラッド」というカードゲームの存在も言及しなくてはならないだろう。横ラインごとのパワーの合算値で競うゲームで、敵味方のパワーを上げたり下げたりする特殊効果持ちのカードもあり、なかなかに奥深い。

 これらのミニゲームは氷山の一角に過ぎず、ほかにも多数の“寄り道”が用意されている。そのため常に能動的な“遊び”が提供されており、やめ時を見失う面白さがある。

 『FFVII リバース』はミッドガルを出てから「忘らるる都」までの物語を描くと明言されている。

 ミッドガルの外に出て世界がブワッと広がり、さまざまなミニゲームを楽しみつつ仲間たちとの旅を楽しめるこの範囲が、オリジナル版をプレイした際も一番楽しかったかもしれない。

 そういう意味では、『FFVII リバース』はその想い出をしっかりアップデートしてくれていると言えるだろう。

●キャラクターの表情が豊かで魅力的!

 公式サイトに掲載された野島一成氏のコメントで、オリジナル版が完成した時に「エアリスティファは仲が良くなさそう」と先輩に言われて驚いたと書かれていた。

 野島氏の想いとしては、2人は旅を通じて仲良くなっているつもりだったとのこと。僭越ながら、筆者も2人の仲はあまり良くなさそうと長年思っていた。

 それもあってか、本作では2人の仲良し描写がことあるごとに挿入されている。2人きりになるとガールズトークをし、クラウドに対しては2人でからかうように見つめて笑顔を向けるなど、どう見ても仲良しだ。

 たまに出てくるバレットのひょうきんな表情も結構好きだし、レッドXIIIがとあるイベントで華麗な二足歩行(ムーンウォーク)を披露した際にはお腹が痛くなるほど笑ったものだ。

 「反抗」「救出」「脱出劇」といったシリアスな印象が強かった1作目と違い、本作ではこうしたクスッとできる要素がたびたび用意されている。もちろんシリアスなシーンもあるのだが、楽しい旅を送っている印象の方が強い。ボンボヤージュ!

アビリティはガンガン使ってバトルを爽快に!

 バトル要素にも触れておこう。敵との戦いはシンボルエンカウント式で、接近してボタンを押すと先制攻撃できる。通常攻撃の“たたかう”でATBゲージを溜め、ゲージを消費してアビリティを使ったり、MPを消費して魔法を放ったりして戦おう。

 それぞれのキャラで戦い方が異なるので、いろいろ使い分けるのが難しくも楽しい。基本的にはクラウド操作だけで終わるバトルも多いが、強敵との戦いでは相性の良いキャラもいるのでぜひほかのキャラも試してもらいたい。

 アビリティを消費すると連携ゲージが溜まっていき、2人の連携ゲージを消費して放てるのが連携アビリティだ。これはかなり派手で強力なので、ぜひさまざまなキャラクターの組み合わせを試そう。

 基本的には通常攻撃→アビリティ→連携アビリティで戦っていく。MPを使わずに属性攻撃できるアビリティもあるので、MPは回復用に取っておくのも1つの戦略だ。

 アビリティはコマンドで選ぶ以外に、ショートカットコマンドとして「L1+○×△□」とボタンに割り振れる。これを利用すれば、バトルはさらにサクサクテンポよく進められるように。

 また、「ATBゲージの消費量を節約する」といったアクセサリや、ジャストガードの判定を甘くするマテリアなどもあるので、バトルが難しいと感じる人はそういった装備部分に目を向けてみるといいかもしれない。

●“今”を全力で楽しもう!

 MAPの探索やミニゲームなどの“寄り道”、キャラクターの表情が豊かになったことへの“愛着”、万人向けで爽快感バツグンの“バトル”などについてここまで語ってきた。

 総じて言えるのは、オリジナル版を丁寧になぞりつつ現代のクオリティまで上手にアップデートしているということ。要素1つ1つの作り込みが凄まじいうえ種類まで豊富なものだから、制作の苦労は察して余りある。決して妥協を許さないスクウェア・エニックスの“本気”を感じた。

 筆者は現在、チャプター7のコスタ・デル・ソル辺りを探索中だが、ここまでのプレイで一番印象に残ったのはジュノンでのルーファウス新社長就任祝賀パレードにおける“クラウド隊長”のイベントだった。

 隊長として、ジュノンの街で思い思いに休憩時間を楽しんでいる隊員たちを招集していく。どうやらメットの形と色で一般兵か隊長かが見分けられるようだ。

 招集をかけた隊員は通りに整列して付いてくる。建物から出ると「お買い物はいかがでしたか!」「「「いかがでしたか!」」」(合唱)と元気よく声をかけてくることも。

 無事に最優秀パフォーマンス賞および社長賞をゲットし、メインストーリーが進むとなんやかんやあって部下の兵士たちと共闘することに。いつもバッサバッサとなぎ倒してきた神羅兵が、すごく近しく感じるイベントだった。

 まだまだ物語は続く。というより、30時間プレイしてまだ序盤と言える範囲だ。ミニゲームの宝庫であるゴールドソーサーもあるし、ゴンドラデートイベントで誰が選ばれるのかも、今から楽しみで仕方ない。

 そのほか、本作の冒頭で描かれたザックスエアリスたちの描写はなんだったのか、ルーファウスと話していたローブの男「グレン」は配信中のスマホ向けゲーム『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』に登場するキャラクターと同一人物なのかなど、オリジナル版に無かった追加描写がいろいろ気になっているところ。

 その謎は本作の中で明かされるのか、3作目に持ち越すのか。いろいろと考察しながらプレイできるのは“今”だけ! そんな「FFVII」ワールドに浸ってワクワクする幸せな感覚を、存分に楽しんでいこうと思う。

 

【ゲーム情報】

タイトル:FINAL FANTASY VII REBIRTHファイナルファンタジーVII リバース
ジャンル:RPG
販売:スクウェア・エニックス
プラットフォーム:PlayStation 5
発売日:発売中(2024年2月29日
価格:
 通常版:9878円(パッケージ/ダウンロード)
 コレクターズエディション:4万9800円(パッケージ)
 デラックスエディション:1万5800円(パッケージ)
 Digital Deluxe Edition:1万1501円(ダウンロード)
 REMAKE & REBIRTH ツインパック:1万4278円(ダウンロード)
 REMAKE & REBIRTH Digital Deluxe ツインパック:1万5902円(ダウンロード)
CERO:C(15歳以上対象)

© SQUARE ENIX
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO

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(出典 news.nicovideo.jp)