MBS『ゼニガメ』金の延べ板発見問題の真実とは?調査結果が公表される
大阪・毎日放送(MBS)の『ゼニガメ』の7月の放送で「事実と異なる内容」があった問題で、同局は4日、調査結果・再発防止策などを示し、9月から放送を再開すると発表した。
【写真】『ゼニガメ』…ゲストの私物も買取査定していた
『ゼニガメ』7月17日の放送分で「買豊堂」の出張買取に密着した際、ゴミ屋敷に埋もれていた謎の金庫から、金の延べ板が発見され、1000万円以上で買い取られた。しかし、MBSは放送後に「古い金庫の中から金のインゴットが見つかりましたが、実際には、それらは当該の家屋に元々あったものではない可能性が高いことが分かりました」とし、8月の放送を見送っていた。
今回、関係者へのヒアリング、取材映像の解析などを行った結果、「金庫」「金の延べ板」は買取業者社長の指示で事前に準備されたことが明らかになったという。また、昨年11月29日放送回、今年5月8日放送回の同企画でも「依頼者」などが準備されていたことがわかった。一方、番組制作スタッフの関与などは確認できなかった。
これらを受け、MBSは再発防止策として「企業のサービス利用者の取材は、番組が主導・交渉して取材対象を選定することを原則とする(拡充)」ことなど6項目を講じるとした。出演許諾書・確認書・チェックシートなどの拡充・新設や、制作スケジュールに余裕を持つこと、ファクトチェック意識の強化も示した。
MBSは「事実と異なる内容を放送したことを改めて深くお詫びいたします。取材先で事実と異なる事前準備がなされていたことは誠に遺憾なことではありますが、それに気づけなかったことを重く受け止め、新たな再発防止策を講じることといたしました。改めて取材時の事実確認徹底を心掛け、皆様に信頼される放送局であるよう努めてまいります」とコメント。「なお、今後の『ゼニガメ』については、2024年9月18日(水)から放送再開を予定しています」と伝えた。
(出典 news.nicovideo.jp)
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